投資初心者にオススメする具体的な商品

こんにちは。ひでじぃです。

私は過去にミニマリストに向きの投資・資産形成手法 という記事を書きました。
その中でミニマリストに向いた投資方法とは長期積立による複利を活かした資産運用が適しており、『長期・積立・分散』を心がけて20年以上先を見た積立投資による資産形成をお勧めしています。

この記事ではなぜ『長期・積立・分散』を心がけて20年以上先を見た積立投資による資産形成を勧めたのか説明したうえで、投資初心者にオススメする具体的な金融商品について紹介します。

1)資産形成を勧める理由とありたい投資手法
私は老後を含めて人生を豊かにするという目的のために資産形成をすすめていますので、購入した金融商品の価格を常に気にして価格上昇下降に一喜一憂したり、パソコンの画面に張り付いてお金を稼ぎに行くような投資手法はお勧めしていません。

2)投資による資産形成を進める理由
日本の中を流動していない貯金という資産を、
投資という形で流動させ、日本を活性化させます。
日本が豊かにならないと個人で資産形成をしても豊かな人生の確保は困難だと考えています。

3)お勧めする投資手法
投資信託を活用した投資をお勧めしています。
投資信託とは個別株や債券を自分で売り買いするのではなくお金を信じてプロに預けて代わりに運用してもらうという金融商品です。
手数料はかかりますが手間はかかりませんので1)に記載した内容を達成するための手法として優れています。

この投資信託という金融商品を『長期・積立・分散』を心がけて扱うことで安定した資産形成が可能になると考えています。

なぜ『長期・積立・分散』が必要なのか説明します。

■長期
 こちらの資料は金融庁の報告書のデータを元に作成されたものです。85年以降の各年に、毎年国内株式25%・国内債券25%・海外株式25%・海外債券25%ずつ買付けをおこなったものを対象に積立による商品保有期間が5年と20年での投資収益率を整理したものです。
この資料を見ると20年以上の積立投資をすることで投資収益率がすべてプラスになっている(利益が出ている)ことがわかります。こちらは投資対象を適切に分散し積み立てを長期で行っていくと利益が出やすいという客観的なデータです。

■積立
次に積立の効果です。
下の資料ではミカンが一個100円の時点で4000円分一括購入したときと、ミカンの価格が変動していく中で1000円分を4回に分けて購入したときのミカン一個当たりの購入価格がいくらになるかを計算しています。
価格が一定幅において上下限する中で積立で商品を購入すると購入単価が減少することが表現されています。これは投資の世界ではドルコスト平均法と言われています。
投資商品も一般的にはこのように上昇下降を繰り返すため積立が効果的に働く場面が多いです。
ただし、変動しつつも購入している商品の価格が長期間かけて下がるようでは積立投資でも利益を得ることはまず不可能です。
そのため商品の選択がとても重要になります。
商品価格が上がり続ける商品とはなにかという疑問に分散の項目で答えてまいります。

■分散
今の世界経済は資本主義を前提になりたっています。
資本主義社会は成長を続けていくことで成立していますので世界全体をみれば資本主義社会を前提とした経済は成長を続けていきます。
そう、もっとも成長し続ける確率が高いのは世界経済なのです。
そのため、世界経済全体に投資している商品であれば商品価格は長期的に見れば上昇を続ける可能性が高いと言えます。

下の資料はA『定期貯金していた場合』、B『国内の株・債権に半分ずつ投資した場合』、C『国内・先進国・新興国の株・債権に6分の1ずつ投資した場合』の3パターンで長期・積立したときの一例を示しています。
この資料では日本だけに投資するより世界経済全体に投資をしていた方が利益を得やすかったことを示しています。

この資料は世界経済全体に投資することが投資効果を最大化するために優れているといっているわけではありません。

この資料にたとえば北米経済に投資したケースを追加した場合は世界経済全体に投資した時よりも高い投資効果が得られていたということがわかるはずです。

この資料は投資対象を世界経済全体に『分散』させることで『安定して成長する可能性が高い投資対象』で世界的にみて『平均化した投資効果を得られる』ことを伝えています。


■『長期・積立・分散』が必要な理由
ここまで長期・積立・分散を個別に説明しました。
これをまとめると以下のようになります。
1.長期間で価格が上がり続ける商品を対象とするために分散させる。
2.短・中期間での購入単価を下げるために積立する。
3.投資によって利益を得やすくするために長期間投資をする。

『長期・積立・分散』のすべてを行うことで安定した資産形成が可能であると私は考えます。


■初心者にオススメする具体的な商品
長期・積立・分散を一つの商品でまかなうには一つの商品で複数を対象に投資してくれるバランスファンドを選択するのが簡単で初心者にオススメです。

また、より高い投資効果を得るために購入時の費用や運用時にかかる信託報酬が低いものがよいです。

私がお勧めする具体的商品としては以下のようなものがあります。
1.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2.セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド

この中で初心者にオススメとなると私ならセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドを選択します。信託報酬が最安というわけではありませんが『長期・積立・分散』を何年も前から提唱し続けてきたセゾン投信の商品であり、株式と債券の比率が5:5で価格上昇下降幅が小さいので初心者には安心できるとの考えから選定しました。


■最後に
投資信託による投資はリスクを伴います。『長期・積立・分散』によってリスクを減少させることは可能でしょうが資産が長期間動かしづらくなるため、余剰資産を元手に将来に向けた資産形成をしましょう。

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